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タイ俳優も涙を流す、タイのケンタッキーフライドチキン(KFC)限定メニュー、激辛チャレンジ

2021年5月21日

タイ人俳優たちも涙を流しながら食べるチキン?

4月末のとある日に、タイの若手俳優・女優たちがケンタッキー・フライド・チキン(以下、KFC)の激辛チキンを食べている動画や写真を一斉にSNSに投稿。

Krist Perawat、 Mix Sahaphap、Gun Atthaphan、 Luke Ishikawa, Gulf Kanawutなどが、汗や涙を流しながらなんとか食べていました。

 

 
 
 
 
 
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見る限りはとても辛そうですが、実際の味と辛さが気になったので試してみました。

KFCタイ限定の激辛フライドチキンเพ็ดเด็ก ๆ

KFC・5月の限定商品

あの激辛チキンは、KFCタイランドの5月のプロモーション商品。ソースは2種類。

KFCタイ限定の激辛フライドチキンเพ็ดเด็ก ๆとเผ็ดดุดัน

広告の商品説明では、以下の通り。

①赤(写真・奥)
タイ語名:เพ็ดเด็ก ๆ (ペッ・デック・デック)
意味:おこちゃまな辛さ
英語名:Baby Hot Sauce
タイ語説明:อร่อยมากค่ะ​ (アローイ・マーク・カー)
意味:とても美味しい

②黒(写真・手前)
タイ語名:เผ็ดดุดัน(ペッ・ドゥダン)
意味:激辛
英語名:Angry Hot Sauce 
タイ語説明:กินได้ แต่เผ็ดค่ะ​  (キン・ダーイ・テー・ペッ・カー)
意味:食べられるけど、辛い

SNSのプロモーションでは、#ไก่ใจเด็ดเผ็ดมาก  (激辛チキン) #ไก่ใจเด็ดเผ็ดมากกว่าอะไร​  (チキンは何よりも辛い)というタグを使いPRを展開していました。②の黒の方は、食べる前から相当な辛さの予感がします。

KFC激辛チキンを食べてみた感想

セットやチキンの部位は色々。私が試したのはChicken WingとChicken Thigh。

【注意】私の辛さへの耐性は、バンコクで生まれ育ったタイ人と同程度。本場の南部料理や東北料理は辛すぎて食べられないことも多いですが、バンコク風に味付けされているお店では「普通」の辛さを無理なく食べることができるくらい。あくまでタイ人目線に近い感想になります。

①赤:เพ็ดเด็ก ๆ (ペッ・デック・デック)

真っ赤なソースの見た目は辛そうなものの、ソースの名前が「おこちゃまな辛さ」というだけあり、はっきりと辛さを感じるものの、酸味と甘みが程よく、とても美味しいです。タイのチリソース系ではなく、コチジャンなど韓国っぽい風味を感じました。タイのKFCチキンは、ノーマル(味無し)ではなくZabb味(辛くて美味しい)が人気なのですが、このソースはそれよりも少し辛いくらい。

期間限定なのがとても残念。個人的に美味しかったので、この後も何度かリピートしました。KFCタイの通常の辛い商品を美味しく食べることができる方なら、ぜひ試して欲しい一品です。

②黒:เผ็ดดุดัน(ペッ・ドゥダン)

たこ焼きソースみたいな見た目ですが、「食べられるけど、辛い」という説明があるように、大衆的な商品として売り出すにはかなり攻めた商品。チキンやソースの風味もほとんど感じられないほどの強烈刺激があります。

ひとくち食べ終わった後にジワジワと辛さが来て、鼻水が出てきましたが、2口3口と食べ進めるうちに麻痺してくるのか、意外と慣れてきます。私の限界1〜2歩手前の辛さ。涙を流すことなく完食できたものの、もし空きっ腹に食べると胃腸の粘膜がやらるのは確実。

辛いものを食べられるタイ人が、食べられるか食べられないかのギリギリの辛さレベルを攻めている、まさに激辛チャレンジ向けの商品。多くの食レポ系タイ人Youtuberたちも、この試食動画を投稿していました。

感想まとめ

「赤」の方は、普通に美味しくいただける範囲でしたが、「黒」は相当な辛さ。

泣きそうになっていた俳優さんたちは、もちろん多少演技も入っているとは思うのですが、「黒」を食べての実際に近い反応とも思えます。「辛さ」の感じ方は人によって様々なので、正確に伝えるのは難しいのですが、バンコク育ちのタイ人にもチャレンジしてもらった結果、黒は「too much な辛さ」だと、完食できずに脱落していました。

ちなみに、日本の一般的感覚で「辛いものがNG」という方は、「赤」はもちろん、タイで標準のKFCチキン「Zabb味」も激辛過ぎて食べられない可能性が大です。

プロモーションの期間は2021年6月23日まで。(ただし、売り切れ次第終了)今、タイにいらっしゃる方はぜひチャレンジしてみてください。

タイのケンタッキーはこんなところ

ちなみに、タイのKFCはこんなところです。

・KFC(ケー・エフ・シー)と呼ぶ
・ご飯メニューなど、独自のメニューも多数
・タイ国内で最も支店数が多いファストフードレストラン
・バンコクだと気軽に入れる価格帯
・デフォルトで出てくるチキンの味がスパイシー

日本との違いも多いので、また別の機会に紹介します。

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