料理・食べ物

【Sotus】本場の味を完全再現!タイのドリンクスタンドのピンクミルクの作り方(レシピ)

2021年6月27日

タイドラマ「Sotus」でKrist  Perawat演じるArthit(アーティット)先輩がいつも飲んでいるドリンク、ピンクミルク。日本で同じものを飲んでみたいと、サラシロップを購入された方も多いのでは?

本記事で紹介するピンクミルクのレシピは、お洒落なカフェや家庭の味ではなく、ローカルのドリンクスタンドで提供されるスタイルのもの。Arthit先輩が近所の食堂や職場で買って飲んでいたような、ごく一般的なドリンクスタンドの味になります。

ピンクミルクとラマ8世橋

日本と違う?タイのピンクミルクの味

タイのピンクミルクは、日本のものより、ピンク色が濃厚。みなさんお察しの通り、激甘です。

タイ語ではノムイェン、ノムチョンプーと言います。ピンクミルクの詳細は、こちらの記事をご覧ください。

タイのピンクミルクを作るのに絶対欠かせないものが「サラシロップ」。

その見た目からも、日本の方には「かき氷シロップのいちご味のような…」としばし言われることもありますが、味や香りは別物。

タイのフルーツ「サラ」の味と香りを再現したシロップで、1959年創業の「Hale’s Blue Boy」というブランドのものが定番。果汁は一切入っていませんが、香りは本物に近く、サラ独特のくさみがあります。

そのサラシロップを使った飲み物の代表のひとつがピンクミルク 。「Hale’s Blue Boy」のサラシロップを常備している家庭もめずらしくないそう。ピンクミルクを家で作る場合は、タイ国政府観光庁の動画で所長さんが紹介しているように、普通の牛乳と混ぜるだけのことが多いそう。シロップを入れる分量により甘さは異なりますが、サラ味のフレーバーミルクになります。

タイのピンクミルクに必要なもの:材料

ピンクミルク、サラシロップ

お店で提供されるピンクミルクは、よくタイの家庭で作られる「牛乳+サラシロップ」の味と少し異なります。

この記事を書くために、屋台で作り方を見たり、タイの飲食店向けのレシピや動画を数多く調べたところ、以下の2種類の作り方が主流でした。

「牛乳+エバミルク+サラシロップ」(練乳なし)
「エバミルク+練乳+サラシロップ」(練乳あり)

今回は、2つのレシピ、両方を紹介します。

コンデンスミルク、練乳、タイ

ちなみにエバミルクとは、濃縮したミルクに植物油や糊料を混ぜたもの。甘みはありません。常温で保存ができることもあり、暑い屋外の屋台でドリンクを提供する東南アジア全域でコーヒーやミルクティーなど、色々なローカルドリンクに使用されます。先日のLIVE! AT LUNCH 2(2021年)で、Singtoがミルクパンケーキの生地に入れていたのもエバミルク。

日本名タイ語
エバミルク ノムコム・ジュット(นมข้นจืด)甘くない濃縮ミルク
牛乳ノム・ソット(นมสด)一般的な牛乳
練乳ノムコム・ ワーン(นมข้นหวาน )甘い練乳
牛乳、エバミルク、練乳の違いと名前

今回はこちらの材料を使いました。(左→右)

Maliの練乳、Carnationのエバミルク、BearBrand(缶)とDutch Millの牛乳、Hale’s Blue Boyのサラシロップ。

ピンクミルクの材料
ピンクミルク の材料

エバミルクは、日本のスーパーだと製菓材料の棚に常温で置かれています。ない場合は、カルディーでも取り扱いがあるようなので、探してみてください。雪印はエバミルクでなく、「雪印 北海道濃縮ミルク」という商品名で販売しています。

開封後は、缶に入れたまま保存はできないので、残りは清潔な容器に移し変えてください。冷蔵庫で1週間ほど保存することができます。ついでに、タイ式ミルクティーや、Singtoのミルクパンケーキを作っちゃいましょう。

タイのピンクミルク (練乳なし)のレシピ

材料:22OZ(650ML)の容器

サラシロップ40ml
エバミルク30ml
牛乳180ml
容器山盛り

① 容器にサラシロップ、エバミルクを入れ、よくかき混ぜる
②牛乳を混ぜる
③容器いっぱいに、氷を入れる
④ ②を、容器に注ぐ

白とピンクのグラデーションを作る場合は、②の牛乳を150mlにして、④の後に30ml、ドリンクの上から注ぐ

タイ本場のピンクミルク (練乳あり)のレシピ

材料:22OZ(650ML)の容器

サラシロップ40ml
練乳20ml
お湯80ml
エバミルク*30ml
容器山盛り

① 容器にサラシロップ、練乳、お湯を入れ、よくかき混ぜる
②エバミルクを入れ、混ぜる
③容器いっぱいに、氷を入れる
④ ②を、容器に注ぎぐ

白とピンクのグラデーションを作る場合は、エバミルクを④の後にドリンクの上から注ぐ

タイ本場のピンクミルクの味

上で紹介したピンクミルクのレシピの半分の量で、実際に作ってみました。

ピンクミルク
ピンクミルク :練乳なし(左)、練乳あり(右)

ピンクミルク (練乳なし)の味

牛乳の味がはっきりとわかるピンクミルク 。牛乳だけで作るより、少しだけコクととろみがあります。甘いけれど、飲みやすい。タイのセブンイレブンで売られているピンクミルク(ノムチョンプーイェン)がこの味に近いです。

ピンクミルク (練乳あり)の味

これこそが、昔ながらの屋台のピンクミルク (ノムイェン)!色味も、味も、お店の味です。かなーりパンチのある甘さ。氷が半分ほど溶けた状態でも激甘です。少しねっとりしています。

私はタイの甘いものに慣れているつもりではあるのですが、途中で普通の牛乳を加えて飲み終えました。

ピンクミルク のカロリー

激甘なピンクミルクのカロリーが気になり、計算してみました。

練乳なし:307kcal
練乳あり:251kcal

比較のためにスタバのドリンクを調べると、スタバのキャラメルフラペチーノ(トールサイズ)は317Kcal。アイスのココア(トールサイズ)は282kcal。ピンクミルクは甘味しかないので、もっと高カロリーに感じたのですが、他の甘いドリンクとそう変わりありませんね。

まとめ

一度は味わって欲しい、Arthit先輩が飲んでいたかもしれない、本場の味のピンクミルク 。あまりの甘さに、驚くかも。

ぜひ本場の味を、自宅で試してみてください。

ピンクミルク の名前の意味や、サラシロップ、果物のサラについての詳細は、こちらの記事で解説しています。

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発売日:2021年6月29日
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