タイ旅行の際に必ず必要な、現地通貨タイバーツ(THB/Bath/B) への両替。
時間が限られた推し活旅行では、少しでも簡単に、かつお得にタイバーツ を手に入れたいですよね。
この記事では、日本円からタイバーツ への両替の仕方と、バンコクでの推し活旅行に使える両替・為替の役立ち情報について紹介します。
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現地で両替するために準備する日本円
タイの両替所での日本円の両替は、基本的にお札のみに対応しています。旅行におすすめな紙幣の組み合わせはこんな感じ。
・1万円札:必要な分
・5千円札:あれば1-2枚
・千円札:数枚
旅の終わりかけなど、少しだけ両替したい時に小額紙幣があると、何かと便利。
もし手元に1万円札しかなく、そのうちの5,000円だけ両替したい場合、基本的には1万円全部を現地通貨に両替し、不要な5,000円相当のバーツを再度日本円に両替することになります。
両替はタイに着いてから
日本でタイバーツや米ドルを用意する必要ありません。タイに到着後に両替する方がずっとお得です。
バンコクの玄関口スワンナプーム空港、ドンムアン空港ともに、24時間両替ができます。もし必要なら、入国手続きを済ます前でも両替できます。
市内のレートと比較してあまりレートが良くないとされる空港ですが、それでも基本的には日本で両替するよりお得&お手軽です。
両替レートの見方
両替は両替商の手数料が含まれたレートで行われ、そのレートはお店により異なります。一般的に、銀行より両替店の方がレートが良く、お得です。
BUY/BUYING(ราคาซื้อ 買う)=日本円 → バーツに交換
SELL/SELLING(ราคาขาย 売る)=バーツ → 日本円に交換
という意味。
こちらの写真で解説。
(ドンムアン空港カシコン銀行出張所・2023年1月31日付)
日本円からタイバーツ に変える時に見るのは、BUY(BUYING)の数字。
1円で購入できるのは、0.225バーツということ。
1万円を出すと、2,225バーツを手にすることになります。数字が高い方がお得ということ。
逆に、タイバーツ から日本円に変える時に見るのは、SELL(SELLING)の数字。
1バーツで購入できるのは、0.2638円ということ。
2,638バーツ出すと、1万円を手にすることになります。数字が低い方がお得ということ。
この日のバーツ円のレートは、Googleによると1バーツ3.96円。
1万円=2,525バーツ。このお店で1万円をバーツに両替すると、(2,525 – 2,225 = )300 バーツ分の手数料がかかっているということになりますね。これはあまりレートが良くない部類のお店になります。
空港で両替
・空港で少なくとも両替する額
数日以上過ごす場合、ひとまず空港では街中で両替するまでに必要な額を両替しましょう。
タイに到着後〜チェックイン〜両替まで、およそこれくらい必要になります。
・ホテルまでの交通費
タクシーの場合、350〜500バーツほど。電車だとエアポートリンク+BTSやMRTの利用で、数十〜100バーツほど。
・飲み物など、ちょっとしたものを買う小銭。コンビニの水 7バーツ〜。アイスラテ35〜120バーツ。
・街中で両替するまで過ごせる額。食事代、スナック代など。
・ホテルのデポジット代。ホテルによっては、チェックイン時に500〜1000バーツほど必要。
到着時の時間やスケジュールにもよりますが、最低でも5,000円、余裕を持つなら1万円札を両替しておくと安心。
弾丸旅行かつ、スワンナプーム空港利用で6:00~23:00の間に到着するなら、地下の両替所で全部両替してしまうのがオススメ。
また、空港のレートが良い両替所が空いていない時間帯なら、時間節約も兼ねてクレジットカードの海外キャッシング枠を使ってバーツをさくっと引き出すのも手。(次の記事で説明)
・スワンナプーム空港の中でレートが良い両替所
空港内にある両替所は協定があり、街中よりも高く(悪いレートに)設定されています。
ただ、空港地下1階(B階)にあるエアポートリンク乗り場の周辺には、レートの良い両替所が複数集まっているエリアがあります。そこを利用すると、地上階以上にある両替所(例:Kasikorn Bank、SCB Bank)を利用する場合と比べ、1万円の両替で200バーツ(約800円)ほどの差がでます。
レートが良い地下のお店はSuper Richが有名ですが、他もそう変わらないので、レートを見比べてお店を選んでください。これらのお店のレートは市内とそう変わらないので、ある程度まとめて両替すると時間の節約にもなるのでおすすめです。弾丸旅行なら全額でも良いかも。ただし、営業時間が6:00~23:00前後なのでご注意を。
・ドンムアン空港近くでレートが良い両替所
空港内ではどこも同じ、空港の高めのレートとなっています。
空港を出て、徒歩10分ほどのところにレートが良い両替所があるので記載しておきます。道中に階段があったりするので、スーツケースや大荷物がある方などにはオススメしません。営業時間7:00〜18:00。日曜休み。
ハッピーリッチエクスチェンジ
https://goo.gl/maps/5Ybj4TgLAG2UBAoK8
街中で両替
アソーク、チットロム、シーロム周辺など、旅行者が多い場所にレートが良い両替所が多いです。有名なのはSuper Rich。緑とオレンジのものがあり、市内に複数の支店があります。
・銀行と街中の両替所とのレートの違い
参考までに。2023年8月10日のレートを見比べると、このようになっています。
本日のタイ円の為替相場だと、1バーツ=4.1円。1万円→2,440バーツ。
・Kasikorn Bank (*市内) 1万円→2,386バーツ
・Super Rich (オレンジ) 1万円→2,430バーツ
1万円の両替で、銀行との差額は44バーツになりますね。そしてSuper Richと為替相場との差額はわずか10バーツ。すごい。
大金を両替する場合は少しでもレートの良いお店を使いたいものですが、弾丸旅行で使う食費や交通費くらいなら、レートはそこまで気にせず、近場でお手軽に済ますというのもありですね。
・アソーク周辺で両替するなら
推し活でバンコクに来る方が多く宿泊するアソーク周辺には、2店舗あり、営業時間はどちらも10:00〜19:00。
ひとつは、BTS Asoke駅の西側の改札を出たところ。ショッピングセンターTerminal 21の近く。(地図)いつも混んでいます。20-30分待ちのこともめずらしくありません。
もうひとつは、MRT Sukhumvit 駅の改札に降りる途中にある地下街Metro Mall。(地図)こちらは比較的空いていて、おすすめ。ローソンの近くにあります。
違うエリアにいる場合などはひとまず、google mapsでCurrency Exchangeと検索して、口コミを確認すると、良いお店が見つかるはず。
両替の際の注意
① レシートの確認
両替後は、必ずレシート記載額と受け取った現金の額が合っているか確認を。少なく渡される…なんてこともなくはないそう。
② 小額紙幣をもらう
1,000バーツ分ほどは少額紙幣を混ぜて貰いましょう。1,000バーツが一番大きい紙幣で、それ以下は500バーツ、100バーツ、50バーツ、20バーツ紙幣があります。100バーツと20バーツが多めにあると、なにかと便利。もしうっかり細かくし忘れたら、ひとまずコンビニなどで崩しましょう。
特に空港からタクシーで移動する方は小額紙幣はマスト。1,000バーツ札を渡しても、お釣りが用意されていないことが多く、トラブルの元となります。
③パスポート(原本)を忘れずに
稀に担当者によってはコピーでも可能なことはありますが、基本的に両替にはパスポート原本が必要となります。
クレジットカードor両替どちらがお得?
クレジットカードのギャッシング枠を使いATMからタイバーツ を引き出すか、日本円の現金を現地で両替するか。
結論から言うと、レートの良い両替所で現金を両替するのが、一番お得なことが多いです。
ただ、大金を持って行くのは不安、現地で予想外に現金が必要だった…といった場合、やはりクレジットカードは便利。クレジットカードのキャッシュング枠を使い、ATMからバーツを引きおろすことでも現金を手にすると、組み合わせによっては悪くないレートになります。
無理のない日本円(現金)を持ってきて、クレジットカードとうまく組み合わせて利用するのが安心ですね。
クレジットカードについては次の記事で詳しく解説します。(リンクは公開後)
帰国後、余った小銭を両替するなら
しばらくタイに来る予定がなく、日本円に両替するほどではない額の小銭が余った場合。
主要国際空港や東京、大阪、名古屋などの市内に設置されているPocket Changeという機械で両替することができます。
タイバーツ以外にも、USドル、ユーロ、 韓国ウォン、中国元、台湾ドル、香港ドル、シンガポールドル、ベトナムドンに対応。だたし現金ではなく、Suicaなどの交通系電子マネーのチャージやAmazonギフト券、Waonなどとして変換されます。
https://www.pocket-change.jp/en/
私は以前、家に眠っていた色んな国の少額をまとめて両替したら、結構な額になりましたよ!
次の記事では、タイ旅行中に気をつけたい、クレジットカードのあれこれについて書きます。
タイ旅行の際は、こちらも併せてお読みください。