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推し活タイ旅行・お金の話②クレジットカードのあれこれ

2023年8月11日

タイ旅行中は大量の現金を持ち歩くのも不安だし、いざという出費にも備えて、うまくクレジットカードを使いたいですよね!

この記事では、タイでクレジットカードを使う上で気をつけたい防犯・セキュリティー面の話と、為替や手数料などで損しないために知っておきたい事など、クレカにまつわるあれこれについて書いていきます。

タイ旅行の前にぜひご一読ください!

タイ旅行に持っていくクレジットカードの種類と枚数

・カードの種類

バンコクのクレジットカード決済の対応のお店なら、決まって使えるのがVISAカード。その次に普及しているのがMasterカード。

JCBは使えないお店も結構ありますが、デパートやスーパー、大手チェーン店などはそれなりに利用できます。ホテルのアフタヌーンティーなどの優待があったり、キャッシング(現地通貨引き出し)のレートが良かったりするメリットも。

ちなみに私はVISA2枚、JCB1枚を使ってます。

・旅行好きに定番のカード

海外旅行には頻繁に行くわけではない、行っても年に1回行くかどうか、という場合。海外旅行保険が付いているのに年会費が無料の丸井のエポスカードを1枚作っておくのがオススメ。

こちら、2023年10月以降は、旅費をカードで支払うことが条件になりますが、航空券でなくとも、空港までの電車・バス代や、現地到着後のタクシー代(Grabなど)をこのカードで支払えばOK。補償額も大きく、とても使いやすいカードです。もちろん、マルイでよくお買い物する人にも。

海外遠征を年に2〜3回ほどするなら、または年1だけど国内でも遠征が多い方には、楽天プレミアムカードのVISAカードがオススメ。

年会費がかかりますが、旅費をカードで払わずとも自動付帯の海外・国内旅行保険と、空港のラウンジが使い放題で、楽天ポイントやマイルが貯まりやすいので、すぐに元が取れます。旅好きの定番カード。


海外旅行保険


絶対、大事!手持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付属しているか、また今回の旅行は保障の対象かどうか、必ず確認をしましょう。海外旅行保険の対象になるには、旅費の支払いなどの条件が付いている場合もあります。(自動付帯かどうかの確認)
保険がないときは、オンラインや空港で加入することをお勧めします。


尚、LCCで航空券を買う時に付いてくる保険は、受給するのに条件が多くあまり使えないのでコスパが悪く、入る必要性は低いかと。

・枚数

普段、日本でクレジットカードを使わない方でも、病気や怪我になったり、航空券の買い直しが必要になったりなどの緊急事態のためにクレジットカードが最低1枚あると安心。

そして、できれば2〜3枚がベター。うまく読み込めなかったり、システムエラーになったりした場合、1枚では心もとないので。(時々、なぜかカードが通らず、ヒヤヒヤする事があるんですよ…。)

(推し活)クレジットカードが使えるお店・使えないお店

お店がクレジットカード決済に対応するには、毎月一定額の売り上げ(カード利用)等が必要になります。それは、個人商店にはなかなかハードルが高い価格。

ということで、コンサートやイベントなどに出展している俳優さんたちの個人ブランドのポップアップストアなどでは、基本的にクレジットカードは利用できません。

GMMの公式グッズを販売するブースはイベントによりますが基本的にクレカ決済に対応。他の事務所はクレジットカードを受け付けていないことが多いです。

クレジットカード決済がNGの場合、現金、またはQRコード決済、銀行送金などが利用できます。イベントでグッズを買う時などは、念のために現金を多めに持っておくと安心ですね。

クレジットカードの決済時に為替で損をしない方法

・タイのお店で決済時するとき

クレジットカードでお会計をする際、「バーツで払うか、日本円で払うか」と店員に聞かれることがありますが、必ずバーツを選んでください。日本円を選ぶと、お店が決めた独自レートが適用され、大抵の場合は相場より悪いレートで請求されます。

・ATMで現地通貨(バーツ)を引き出すとき

ATMで現地通貨を引き出す海外キャッシングを利用する際は、最後の画面で、必ず「Without currency conversion(通貨換算なし)」を選んでください。そうすると、日本発行のクレジットカード会社が決めた為替レートで決済されます。「With currency conversion」を選ぶと、かなり悪いレートに変換されることになります。

あと、タイのATMは現金が出てきた後にカードが出てくる方式。うっかりカードを取り忘れる人が多いのでご注意を!

カード利用料3%

タイのお店などでクレジットカードを使って高額の商品を買う場合(例:カメラ、パソコン)、カード利用料として3%割増料金が加算されることが時々あります。または、現金(orデビットカード)で払うなら値引きOK、ということも。

こういった場合、海外キャッシング(+繰り上げ返済)をしてでも、現金で払う方がお得なことが多いです。

旅行中に利用する飲食店やスーパーではあまり関係ありませんが、もし推しに会えるイベントがあるのにカメラやスマホが故障して急に購入する必要がある…なんて時に思い出してください。

クレカの海外キャッシングで効率的に現金を引き出す

こちら、前の記事でも書きましたが、日本円をタイに持ち込み、レートが良い両替所でタイバーツに両替するのが、両替する上で一番手数料がかかりません。

ただ、クレジットカードの海外キャッシュング枠を使うのも、やり方によっては、かなりレートが良いお店に近いレートにすることができます。

例)バンコク銀行のATMを使い、JCBカードで海外キャッシング、繰り上げ返済。→引き出し手数料は無料、レートもそこそこ良い。

【注意】海外キャッシングには、引き出し手数料(カードの種類や利用するATMにより値段が異なる)+両替代(独自の為替レート)、利息(年利18%程度)がかかります。


借り入れ額にもよりますが、銀行振込を負担したり、無料送金枠を使って繰り上げ返済した方がお得なことが多いです。

旅行までにお時間があれば、お手持ちのクレジットカードの海外ATMを利用した際の手数料などを調べてみてください。

クレジットカードの防犯対策

置き引き、引ったくり等に合わない以外にも自分で簡単にできる、クレジットカードの防犯対策はこちら。

・スキミング対策用のアルミのカードケースや財布を使う

海外で多い、スキミング被害。タイのゴルフ場やサウナのロッカーで荷物を預けた際に被害に遭ったという話も。

スキミング防止のお財布やカバンなど色々売られていますが、磁気防止用のカードケースが一番お手頃で汎用性が高いのでおすすめ。私はこんなのを使ってます。

ちなみに、ATM自体にスキミングの機械が取り付けられていることもあるので、不自然でないか注意を。

・カード裏の数字を隠す

クレジットカードの両面の情報があれば、他人でも少額ならオンラインで簡単にお買い物できちゃいますよね。

実際、店舗などでカードを利用する一瞬の隙にカードの情報を写真や動画に写し、後日その情報を利用して勝手にオンラインショッピングで使う、という手法があります。

そこで、後ろの数字(セキュリティーコード)をテープで隠すことで、完璧ではないものの、少しは抑止力になるかと。

私はテープを常に貼っていますが、そのままATMなどを利用しても問題ありません。

私が貼ってるのはこれ。何度も数字を見るために剥がしたりするのですが、ヨレたり、ひっかかりもせず、綺麗なままですごい。日常でもあれこれ愛用してます。(ヨドバシでも売ってますよ)

https://twitter.com/AnotherBangkok/status/1639862175878742016

・カードを使う店舗を選ぶ

絶対ではないものの、クレジットカードを不正利用しやすい環境のお店では、できるだけカードの利用を控えることで、ある程度の自衛ができると思います。

比較的リスクが少ないお店

私はこんなお店で使っていますが、今まで何年間も不正利用されたことはありません。

・大手コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストア、ファストフード、飲食チェーン店、服屋(大手)など

どれもレジが忙しく、クレジットカードの読み取り機が客の目の前にある、または自分で刺すタイプのお店。週に1-2回は利用してます。

・高級ホテル内のラウンジや高級レストラン

席に着いたままクレジットカードをスタッフに渡す方式のお店。全てが安全とは言えませんが、それなりに名前のあるお店で使っている分には、今のところ問題ありません。

・無人のカード決済

映画館のチケット販売機など、人を介さずにカードを利用するタイプ。おそらくMRT(地下鉄)の改札でクレカをかざして通るタッチ決済も安全に利用できるかと思います。(私はMRTのカードを別途持っているので試したことはありません。)

○リスクが高いかもしれないお店

私ができるだけカードの利用を避けるのは、こんなお店。

・カードリーダーがレジ横にないお店。特に個人商店。

時々、お店の裏や違うレジカウンターにカードを持って行って決済をするお店があります。たまにデパートでもあるのですが、その場合はその機械があるレジまで一緒に付いていったりします。

それがIT系、カメラ、家電系のお店だと、私はカード決済は控えます。そういったお店で被害に遭ったということを耳にすることが多いので。3%手数料もかかったりしますし。他にも大手や有名でない(どこが母体か知らないような)、一見のお店では、あまり使いません。

また、レジの側に機械があったとしても手元が見えない場合は、何か変な動きをしていないか目を離さず、何枚レシートが出てきているか(2枚が正しい)音も確認しながら会計をします。ガン見するくらいが、抑止力になっていいかと。

・レシートを必ず確認する

多額に請求されていた場合、補償の対象にならないことも!額と通貨は間違ってないか、その場で毎回必ず確認を。後で気付いても、泣き寝入りになるかも。

・カード情報を控える

盗難に備えてクレジットカードの番号を控えておくと、いざという時にカード会社への手続きや警察への報告がスムーズ。

クレジットカードの防犯対策(オンライン)

こちらの記事に詳細を書いています。

タイのオンラインサイトやアプリのセキュリティーは、正直、未知数…。

慎重派の私は、Grab(車・宅配)やFood Panda(宅配)などのアプリではクレカを登録せず、QR決済(Prompt Pay)などのオンライン決済を利用しています。ただ、QR決済には現地銀行口座が必要になるため、旅行者は利用できません。(一部、Line Payは使えるそうですが、未確認。)

アプリはクレジットカードを登録しなくても、現金払いでも利用できるので、心配な方は現金払いで。また、クレカを登録して使う場合は、帰国後にアプリから情報を削除して、しばらくの間、明細をこまめに確認することをお勧めします。

この類の不正利用は、月に1度、しっかり明細を確認して不正に気付けば、基本的には補償対象になるはず。

QRコード決済

タイではキャッシュレス決済が進んでますが、クレジットカードが利用できる店舗が急増した訳ではなく、現地銀行口座と紐づけて使うQRコード決済などがかなり普及したとうのが実態です。

推し活中でも、ロケ地近くのカフェがキャッシュレスのみだった、プリクラ機や自販機がQRコードでしか支払いできない!なんてことも。

そんな時は、周りのタイ人に声をかけてみてください。優しい方が多いので、時間がある人なら、きっと助けてくれるはず。(現金を渡して、代わりに支払ってもらって。)

ちなみに、GMMビルの入り口付近にある推しのフレームがある写真機は、QR決済のみ。30階のGMMショップで支払いをして、コード(Promotion Code)を入手すると利用することができます。上がるにはパスポートが必要なのでお忘れなく。

出国前、空港最後のお買い物は残金+カードで使い切る

タイ旅行の最終日、残金ぎりぎりで空港に向かうのも心もとないし、でもあまりタイバーツ も残したくないし、できれば使い切りたい…という場合。空港で出国審査を終えて飛行機に乗る前に、「小銭を含むタイバーツの全て+不足分をクレジットカード払い」という支払いをして使い切ることができます。

ちなみに、お土産は買い尽くしたから、ごく少額だけ使いたいという場合は、ドラッグストアのBootsでヤードム やお水を買ったり、ハーブや食品を売るDoi Khamでジュースやスナックを買うのがおすすめ。街中のコンビニ価格よりも少し安く、空港にしては破格値。スワンナプーム、ドンムアン空港共にあります。

最後に

以前、ツイートで、一度も不正使用されていないクレカの使い方について書きましたが、あれはあくまで絶対不正利用されたくない(再発行が面倒で避けたい)相当慎重な使い方です。不安にさせて、ごめんなさい!

旅行中は、海外旅行保険やクレジットカード自体の補償の対象になりにくい、置き引き、過剰請求などを重点的に注意して、あとは普通に使い、帰宅後、しばらくは明細をしっかり確認するくらいで大丈夫かな〜と思ったりしてます。

クレジットカードを使うメリットも大きいですし、上手に使ってくださいね。

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